Googleが買収したAndroid Incの共同創設者であり、現在はGoogleでAndroidタブレット部門のCTOを務めるRich Miner氏が、Android Developersの#TheAndroidShowの中で、それほど遠くない将来にタブレットの出荷台数がノートPCを超えるとのビジョンを説明しました。
Androidタブレットといば、かつてはタブレット向けAndroidのHoneycomb(Android 3.0)や、Nexusタブレットもリリースされるなど力を入れられていた時期もあります。しかし、当時のタブレットの使われ方はメディアの消費が主であり、実際にメディアプレーヤーやYouTubeなどに適していたものの、それ故にタブレットの成長は停滞してしまったといいます。
しかしならが、コロナ禍が始まる以前の2019年後半から、大画面タブレットの販売が増加。データによるとキーボードを装着して使われることが多くなっていたとのこと。消費以外の創造や生産に使われるようになってきたと分析しています。
Miner氏は、「そう遠くない将来、タブレット端末の年間販売台数がノートPCの台数を上回るクロスオーバーが起こると考えています。一度そのポイントを超えたら、もう戻ってこられないと思います」と今後タブレットが主流になっていくとの考えを示しています。
このため、アプリ開発者に対して、タブレットのサポートを改善したり、タブレットファーストのアプリを作るよう推奨しています。
これらの考えがあってのAndroid 12Lであり、噂されている折りたたみPixelなのでしょう。ともあれ、今後GoogleとしてはノートPC(Chromebook)よりもタブレットに注力する方針なのかもしれません。
Source: YouTube via 9to5Google