Googleは3月17日(現地時間)、次期AndroidとなるAndroid 13の開発者プレビュー2(DP2)をリリースしました。Pixel 4以降にインストール可能ですが、DP2は開発者からのフィードバックを目的としたもので、一般ユーザーの利用は想定していません。このため、インストールにはファクトリーリセットが必要となります(DP1をインストールしていればOTAアップデートが可能)。なお、順調に進めば、4月にはベータテストが開始される予定です。
最近のAndroidリリースと言えば、大画面・フォルダブル向けのAndroid 12Lがリリースされています。このAndroid 12Lの大画面機能をAndroid 13は包括することが、あらためて説明されています。つまり、Android 12Lは大画面やフォルダブル向けの派生リリースではないということです。
そんなAndroid 13 DP2ですが、いくつかの機能が追加されています。まず、通知権限。Android 13では、アプリが通知を表示する前にユーザーが通知を許可するかどうかを選択可能になります。
また、日本語絡みのアップデートもあります。こちらは開発者向けでアプリ単位での調整となりますが、TexViewでの日本語ラッピングが改善されました。
また、新しいテキスト変換API(Text Conversion API)が利用可能となり、日本語の場合、ひらがなを入力した段階で、漢字の検索結果を取得できるようになるとのことです。
このほか、Android 13ではカラーベクターフォントのCOLR バージョン1 のレンダリングをサポートし、システム絵文字をCOLR v1フォーマットに更新します。すでにChromeブラウザは対応していましたが、フォントサイズが小さくなり、これまで以上に鮮明な表示を実現できます。
Android 13は、4月にベータ1を配信に予定。従来通りであれば、8月には正式リリースされるはずです。
Source: Android Developers