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瞳に映った映像からスマートフォンの把持姿勢を推測する新手法、慶応義塾大の研究者らが発表

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慶応義塾大学、東京工科大、Yahoo! JAPAN研究所の研究者らは4月27日、スマートフォンのフロントカメラを利用してスマートフォンがどのように把持されているかを推定する新手法を開発したと発表しました。

大画面化が進むスマートフォンですが、人やアプリによっては左手で持ったり、右手だったり、横向きにしたりと持ち方は様々。スマートフォンを持っている手や操作している指などの把持姿勢を推定することで、それに合わせて画面表示を自動で切り替えたり、アプリや機能を自動で立ち上げたりすることが可能になるとしています。

その程度ならスマートフォン内蔵のセンサーでどうにかなりそうではありますが、判定できるのは縦横だけとなります。これに対して、新手法ではスマートフォンのフロントカメラを利用。顔写真を撮影し、瞳に映る角膜反射像を機械学習で分類し、把持姿勢を推定します。

今回の研究では、6種類の典型的なスマートフォンの把持姿勢を対象に実験を行い、85%の精度で把持姿勢を識別できたとのことです。

スマートフォンのフロントカメラのみを利用するため、いろいろなアプリに容易に組み込むことが可能。姿勢に合わせた最適なUIに切り替えられるほか、長時間同じ姿勢で利用している場合にアラートを出すなどの応用の可能性も考えられています。

Source: 慶応義塾大

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