Twitterが、画像をツイートする際に、その画像を説明する代替テキストの入力をリマインドするテストを開始しました。利用者の10%に表示されるとのことです。
Twitterの画像投稿では、その画像に何が映っているかを説明する代替テキスト(ALTバッジ)を追加できます。これは、画像が表示されない環境で代わりに表示されるだけでなく、視覚障害を持つ人がスクリーンリーダーを利用した際に読み上げられるものです。
このため、健常者からすると「余計な手間」と感じられることもありますが、アクセサビリティという観点からは重要な機能の1つです。
画像をツイートする時にALTバッジをつけて画像の説明をしませんか?とリマインドする機能が10%の利用者に対して出るようになりました。Twitterはアクセシビリティ向上に取り組んでいます。 https://t.co/jVmeF7RzWn
— Twitter Japan (@TwitterJP) July 14, 2022
なお、代替テキストの書き方については多少の議論はあるものの、「~の写真」と書くのではなく、そこに写真があることは分かっているので、「~」の部分を言葉で説明します。
最近の投稿では、NASAがジェイムズウェッブ宇宙望遠鏡で撮影した写真を投稿した際に書かれていた代替テキストが少し話題になっていました。
It's here–the deepest, sharpest infrared view of the universe to date: Webb's First Deep Field.
— NASA (@NASA) July 11, 2022
Previewed by @POTUS on July 11, it shows galaxies once invisible to us. The full set of @NASAWebb's first full-color images & data will be revealed July 12: https://t.co/63zxpNDi4I pic.twitter.com/zAr7YoFZ8C
代替テキストには、下記のように記載されています。
The background of space is black. Thousands of galaxies appear all across the view. Their shapes and colors vary. Some are various shades of orange, others are white. Most stars appear blue, and are sometimes as large as more distant galaxies that appear next to them. A very bright star is just above and left of center. It has eight bright blue, long diffraction spikes. Between 4 o’clock and 6 o’clock in its spikes are several very bright galaxies. A group of three are in the middle, and two are closer to 4 o’clock. These galaxies are part of the galaxy cluster SMACS 0723, and they are warping the appearances of galaxies seen around them. Long orange arcs appear at left and right toward the center.
(以下、DeepLで翻訳)
宇宙の背景は黒。その中に何千という銀河が一面に現れている。その形や色はさまざまだ。オレンジ色のものもあれば、白いものもある。ほとんどの星は青く見え、隣に見える遠くの銀河と同じ大きさだったりします。中央の左上にとても明るい星があります。青くて長い8本の回折突起がある。4時から6時の間、そのトゲの中にいくつかの非常に明るい銀河があります。真ん中に3つ、4時近くに2つの銀河があります。これらの銀河は、銀河団SMACS 0723の一部で、周囲に見える銀河の見え方を歪めている。中心に向かって左右に、オレンジ色の長い弧が見える。