Googleは8月11日(現地時間)、検索結果に表示される強調スニペットの改善を発表しました。最新のAIモデルであるMultitask Unified Model (MUM)を利用することで、システムがコンセンサスの概念を理解可能になるとのことです。
ここで言うコンセンサスとは、複数の高品位なソースが同じ事実について合意すること。スニペットに表示される情報を他の高品質なソースと照らし合わせ、同じものを表現するのに異なる単語やコンセプトが使われていたとしても、その内容に一般的なコンセンサスがあるかどうかを確認できるとしています。ようするに、スニペットの品質・有用性が大幅に改善されます。
また、MUMの導入により、スニペットが最も有用でない場合もシステムに理解させることができるとのこと。たとえば、「スヌーピーがリンカーンを暗殺したのはいつか」と検索すると、これまではリンカーンの暗殺日の情報が表示されてしまっていましたが、こうしたケースを40%削減できたとしています。
このほか、現在は英語でのみ利用できる「About this Result」が、日本語やドイツ語、ポルトガル語など8言語であらたに利用可能となります。検索結果の横に表示される縦に並んだ「・・・」を選択すると、ソースに関する情報などを確認できる機能です。
Source: Google