まずUSBケーブルですが、USB PD 3.1に準拠したUSB Type-Cケーブルの場合には、基本的に60Wあるいは240Wの表記が行われます。従来、100W対応ケーブルもありましたが、USB PD 3.1では廃止されています。
USB-Cで240W給電が可能に。USB-IFが新規格を発表
USBの規格を策定している業界団体USB-IFは5月25日(現地時間)、USB PDで240Wの給電を可能とするUSB PD R3.1 V1.0、およびそれに対応したUSB Type-C Release 2.1を発表しました。 既存のUSB...
これにあわせて、USB機器への表記についても、変更されます。USB4およびUSB3.2では、データ転送レートとして4種類が定義されており、データ転送速度に応じて下記の4つの表記が使われます。
- マーケティング名: USB 40Gbps
- マーケティング名: USB 20Gbps
- マーケティング名: USB 10Gbps
- マーケティング名: USB 5Gbps
USBの仕様では、USB4 Version 1.0、USB 3.2 Gen2などの規格がありますが、これらの名称はコンシューマ向けに利用することを意図していないとのことです。ただ、USB 3.1やUSB2.0については言及がなく、それらはそのまま利用されるのかもしれません。
なお、ロゴの仕様に関しては、USB-IFでの認証テストに合格するのはもちろんこと、USB-IFのメンバーである必要があります。メンバーではない場合、3500ドルのロゴ管理費がかかります。
Source: USB-IF