Appleは10月18日(現地時間)、第10世代となる新しいiPadを発表しました。10月26日発売で、日本での価格は64GBモデルが6万8800円から。ちなみに米国での価格は449ドルから。税抜き価格で計算すると、おおよそ1ドル139円換算となります。現在の為替が1ドル149円に達していることを考えると、Appleにしては安めに設定しているとも言えそうです。
そんな第10世代のいわゆる無印iPadですが、iPad ProやAir、miniらと同じくフルスクリーンデザインとなりました。画面下にあったホームボタン兼用のTouch IDは廃止され、iPad Airやminiと同じく電源ボタンにTouch IDを搭載します。
画面サイズは10.2インチから10.9インチへと大きくなりましたが、ホームボタン廃止に伴いベゼルがレス化が進んでおり、本体サイズはあまり変わらず248.6 x 179.5 x 7mm。背面カメラはこれまで通り、12MPのシングル仕様です。なお、フロントカメラもかわらず12MPですが、搭載位置が長辺側に移動しています。つまり、横向きでの使用がデフォルトになったということです。
プロセッサにはA14 Bionicを搭載。前世代モデルからCPUが20%、グラフィックが10%向上しているとのこと。最も売れているAndroidタブレットよりも最大5倍高速だとしていますが、その比較対象はMediaTek MT8768N搭載のAndroid 11タブレット。価格帯的に半分~3分の1程度のタブレットなので、当然なのではという気しかしませんが、同価格帯のちょうどいいAndroidタブレットが少ないのも事実なので、仕方がないところでしょうか。
なお、全世代と同様にApple Pencil(第1世代)に対応していますが、本体のポートがLightningからUSB Type-Cに変更になっています。このため、第10世代のiPadでApple Pencil(第1世代)を利用するには、「USB-C – Apple Pencilアダプタ」が必要です。ちなみにこれからApple Pencil(第1世代)を購入すると、アダプタが付属するとのこと。
ちなみにこのアダプタ、USB-CとLightning共にメスになっています。LightningはApple Pencil接続用なので当然ですが、第10世代iPadで利用するには、さらにUSB-C to Cのケーブルが必要になります。なぜオス端子にしなかったのでしょうか……。
ちなみに、第9世代のiPadは、価格据え置きの4万9800円からで併売されています。
Source: Apple