Googleは3月14日（現地時間）、Google WorkspaceのGmailやドキュメント、スプレッドシートなどに、ジェネレーティブAI機能を組み込んでいくと発表しました。まずは少数のテストユーザーに順次提供していき、その後、一般提供を開始する予定だとしています。
提供される機能としてあげられているのは、下記のようなもの。
- Gmail の下書き、返信、要約、優先順位づけ
- ドキュメントでのブレインストーミング、校正、執筆、書き直し
- スライドで自動生成された画像、オーディオ、ビデオを使って、クリエイティブなビジョンを作成する
- スプレッドシートの自動補完、数式生成、文脈に応じた分類により、元データから洞察や分析につなげる
- Meet で新しい背景を生成し、会議のメモを作成する
- Chat で物事を進めるためのワークフローを実現する
たとえば、ドキュメントとGmailでは、書きたいトピックを最初に入力するだけで、AIがそのトピックにあった下書きを作成してくれます。文章の校正や遊び心のあるトーンに変更するなどの機能もサポートするとのこと。
これらの機能は、まずは米国で今月からテストが開始され、その後、より多くの国や言語に提供できるよう、改良をおこなっていくとのこと。
企業や組織向けのようなので、個人のGoogleアカウントでは利用できず、Workspace契約者向けの機能になりそうですが、推敲機能は是非使いたいところです。
とはいえ、GoogleのAI機能に関しては、発表だけして利用できるのはごく少数のテスターという状態が続いているので、一般に利用可能になるのは年単位で先になりそうな気もします。
