Googleが、これまでクローズドに提供していたジェネレーティブAI「Bard」の一般提供英国と米国で開始しました。無制限というわけではなく、順番待ちリストへの登録が必要です。なお、順次他の国と言語にも拡大していく予定とのことです。
CharGPT-4の公開やBingのAI、Microsoft 365への組み込みなど、近頃話題に事欠かないジェネレーティブAI。画像生成分野でもAdobeがFireflyを発表しており、ますます盛り上がりを見せています。Googleも2月にBardを発表しているほか、GmailやドキュメントなどGoogle WorkspaceへのジェネレーティブAIの搭載も発表済みです。ただ、慎重を期しているためなのか、後手に回っている印象は否めません。
そんな中で一般提供が開始されるBardですが、基本的にはChatGPTやBingのチャットと似たような感じです。変わった機能としては、あらかじめいくつかの回答パターンを用意し、それを切り替えて確認できること。もちろん、再試行してもらうこともできます。
なお、BingやChatGPTと同じく、その回答は常に正確なわけではないと繰り返し注意しています。例えば、下記の例では室内で育てる観葉植物として、ZZプラントをあげていますが、名称はZamioculcas zamioculcasではなく、Zamioculcas zamiifolia(ザミオクルカス・ザミーフォリア)が正解です。
あくまでも、より多くの人からフィードバックを得るためというベータテストの段階ですが、選考しているMicrosoftに追いつけるのか気になるところ。そのMicrosoftは、BingのAIに画像生成AIの組み込みを発表しています。
Source: Google