OPPOは6月22日、最新スマートフォンOPPO Reno9 Aを発売しました。OPPO直営店での価格は4万6800円。
発売前にレビュー機をお借りできたので、簡単なインプレッションをお届けします。
OPPO Reno9 Aは、昨年発売されたReno7 Aの後継モデル。Reno7 Aはシンプルなデザインとバランスのとれた機能性、また価格などが人気だったとのことで、その部分は踏襲しつつ、更にブラッシュアップが図られています。
とはいえ、基本的な仕様自体はReno7 Aから大きな変更はありません。サイズやデザインも大きくは変わっておらず、サイズは(縦)約160 × (横)約74 × (厚さ)約7.8mm。横幅と厚みが若干ましているのですが、それと関係あるかはわからないものの、背面素材がポリカーボネイトからガラスに変更となっています。これに伴い(だと思いますが)重さが183gと8gほど増えました。
カメラの仕様に変更はなく、4800万画素の広角に800万画素の超広角、200万画素のマクロという3眼構成です。
ボタン類は本体左側にボリュームボタン、右側に電源ボタン。指紋センサーは画面内搭載です。
底面には3.5mmジャックも備えます。
SoCは変わらずSnapdragon 695 5G。RAMは6GBから8GBに増量されました。ストレージは128GB。
1年前のモデルからSoCの変更がなかったのは、物足りなさはありますが、Snapdragon 695 5Gでもゲームをしないのであれば、動作感に不満を覚えることはほぼないはず。なお、OPPO Reno9 Aでは(というよりColorOS 13では)、バックグラウンドアプリの管理を最適化するDCE(Dynamic Computing Engine)が搭載され、バッテリー消費やバックグラウンドで保持できるアプリ数が増えているとのことです。
ちなみに、メニューを探してみましたが、特に設定などはないようです(見落としているかもしれません)。
せっかくなのでベンチマーク。Geekbench 6はシングル905、マルチで2126。3DMarkのWild Lifeは1205でした。
なお、OPPOの端末は、ストレージの一部を仮想RAMとして使用できる機能があるので、最大の8GB(物理8GB+仮想8GB)にしてWild Lifeを実行してみましたが、あまりスコアは伸びませんでした。
ぶっちゃけると、中身は同じ(RAMは増量しましたが)で外装だけちょっとを手を加えたマイナーチェンジモデルなのではないかと思います。モトローラーも「moto g52j 5G」のRAMを増量した「moto g52j 5G Ⅱ」を発表しましたが、これと同じことなのでしょう。
もともとReno7 Aは長く使い続けられることをコンセプトに発売されていたので、1年で買い替え需要を喚起するような新モデルを出すわけにはいかなかったという事情もあるのかもしれません。
ともあれ、端末の出来としては決して悪くなく、MVNOなどではMNP割引で2万円以下になっていることもある様子。手頃なミドル端末としては、おすすめしやすい機種だと思います。