Nothingが、第2世代のスマートフォン「Nothing Phone (2)」を発表しました。日本でも7月25日に発売予定となっており、価格は8GB+128GBが7万9800円、12GB+256GBは9万9800円、12GB+512GBが10万9800円。
発表に先立ち、都内で「Nothing Phone (2) プレスブリーフィング」が行われ、NothingのAkis Evangelidis氏がNothing Phone (2)について説明を行いました。
Nothing Phone (1)とPhone (2)、ぱっと見では区別が難しいですが、よく見ると若干異なります。比較的わかりやすい違いは背面のGlyph Interfaceで細かくなりました。
このGlyph Interfaceでは、先行して発表されていた新機能Glyph Composerが利用可能です。オリジナルの着信音を作れるGlyph Ringtoneのほか、世界中のミュージシャンの楽曲をキュレートした専用サウンドパックがGlyph Composerにアップロードされるとのことです。
正直、見た目ではGlyph Interface以外にぱっと見でわかるような違いはありません。ただ、Phone (2)は、Phone (1)と比べると背面が若干湾曲しています。じっくり見ないとわかりませんが……。
中の見せ回路(と言って良いのかわかりませんが)も微妙に変更されており、ワイヤレス充電のコイルが小型化、全体を左右対称にするなどの細かな変更が加えられているとのことです。
また、ディスプレイは6.7インチに大型化。ベゼルが0.35mm細くなったことで、そこまで大きなサイズの変化はありません。
なお、見た目は殆ど変わっていませんが、中身はアップデートされており、SoCはSnapdragon 8+ Gen1になりました。Phone (1)のSnapdragon 778Gと比べ、パフォーマンスが80%向上。電力効率も30%向上しているとのことです。
背面カメラは50MP+50MPで変わりませんが、フロントカメラは16MPから32MPへとアップグレードしています。
OSはNothing OS 2.0にアップデート。アプリのラベルやグリッドデザイン、ウィジェットのサイズやカラースキームなど、カスタマイズの幅が大幅に増えています。
バッテリー容量は4700mAhにアップ。有線充電は45Wに対応しました。
基本的なデザインは変更せず、よりブラッシュアップを行ったPhone (2)ですが、残念ながら今回もFeliCaの搭載はありません。
なお、Nothingにとって、日本は4番目に大きな市場とのこと。前モデルのPhone (1)は、日本市場では50%がiPhoneからの移行ユーザーだったとのことで、「ファションやカルチャー、デザインという分野において、日本はまさに中心地。テクノロジー面でも日本はアーリーアダプターが多く、そういう人たちに受け入れられたのではないかと」とコメントしていました。