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Google、不明なBluetoothトラッカーを見つけてアラートを出す新機能をAndroid 6.0以降に展開

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Googleが自分のものではないBluetoothトラッカーが、自身と一緒に移動していると判断した場合、Androidデバイス上に通知を出す「不明なトラッキングアラート」を今月からAndroid 6.0以降に展開すると発表しました。

気がつけば、最近はあまり話題を見かけなくなった気がするAirTagなどのトラッカーを利用したストーカー被害。トラッカーを追跡したい人の荷物などに紛れさせ、遠隔で居場所を把握するという手法ですが、AirTagリリース後に大きな話題となり、Appleは自分のものではないAirTagを検出するとアラートを出す仕組みを導入した。一応Androidでも利用できるのですが、別アプリをインストールしなければならず、なかなか普及はしていません。

そこで、機能そのものをAndroidに組み込んでしまおうというのが「不明なトラッキングアラート」です。現在はAirTagでのみ利用できますが、今後他のトラッカーにも対応する予定です。

不明なBluetoothトラッカー(AirTag)が所有者から離れ、かつ自身と一緒に移動していると判断されると、Android上に通知を表示。トラッカーの詳細を確認したり、トラッカーと一緒に移動した経路を表示できるとのこと。また、トラッカーから、所有者に知られることなく音を鳴らすこともできるとしています。このほか、アラートを待たずに手動で周囲をスキャンすることも可能です。

Googleは5月のGoogle I/O 2023にて、ヘッドフォンやTileやChipolo、PebblebeeなどのBluetoothトラッカーをAndroid上から見つけられるようにする、新しい「Find My Device」を発表しています。この機能については、AppleがiOS向けの保護を実装するまでは展開を保留するとのこと。この機能が悪用されるのを防ぐためなのでしょう。

なお、GoogleとAppleは、共同でトラッカーの悪用防止の標準仕様に取り組んでいます。

AppleとGoogle、トラッカー悪用防止に向けた業界標準仕様案を提出 早ければ2023年末に正式版に
AppleとGoogleは5月2日(現地時間)、Bluetoothトラッカーの悪用を防止するための仕様案を共同で標準化団体(Internet Engineering Task Force:IETF)に提出しました。今後3ヶ月にわたり関係団体...

Source: Google

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