Kickstarterにて、次世代モジュラーワークステーションをうたう「Khadas Mind」がクラウドファンディングを実施中です。
ようするに小型PCなのですが、各種ハブ機能をそなえた「Mind Dock」、RTX4060Tiを搭載する外付けGPUの「Mind Graphics」が用意されており、重ねるだけで接続・利用が可能になるモジュラーシステムが特徴となっています。
Khadas Mind自体は、重さ450gでA4の4分の1(つまりA6サイズ)以下のフットプリント。5.55Whのバッテリーを内蔵しており最大25時間スリープ状態を維持できます。
Intel Core i7-1360PにRAM32GBのPremiumバージョンと、Core i5-1340Pに16GBのStandardバージョンの2種類が用意されています。
インターフェースはUSB-C(USB 3.2 Gen 2)とUSB-C(USB 2.0)、HDMI 2.0、USB-A(USB 3.2 Gen 2)×2。単独での使用時にはUSB-Cからの給電が必要です。
Mind DockはKhadas Mindの下に置くドックで、接続は重ねるだけ。Mind Dockを利用する場合には、Khadas Mind側への給電は不要です(ドックから給電)。
ドックのインターフェースはUSB-A(3.2 Gen 1)×3、3.5mmジャック、SDカードリーダー、HDMI 2.0、USB-C(給電用)、有線LAN。
このほか、指紋センサーを搭載しており、Windows Helloが利用可能。ダイヤル式のボリュームノブも備えます。
Mind Graphicsも、同じく重ねるだけで使える外付けGPU。RTX4060Tiを搭載し、ゲームなどで利用できるとのこと。Thunderbolt 4もサポートしています。
また、まだ製品化(クラウドファンディング)は実施されていませんが、Mindエコシステムとして、バッテリー内蔵のポータブルディスプレイMind xPlayやオフィスでの会議に特化したMind Talk、32インチタッチディスプレイのMind Studioなどが検討されているとのことです。
Kickstarterでの出資額は、Khadas MindのStandardが599ドルから。Premiumのフルセットは1627ドル。うまく行けば10月には出荷の予定ですが、Mind Graphicsのみ2024年6月になるとのことです。