Googleは10月17日(現地時間)、初代Pixel Watch向けにWear OS 4へのアップデートを提供開始しました。今後数週間にわたって段階的に配信されるとのことです。
ちなみに、Pixel Watchにはシステムアップデート画面で、「最新バージョンです」という表示に上にある時計アイコンを連打するとアップデートを強制的に取得できるという機能があります。
これを使ってアップデートしてみたところ、ちゃんと「Wear OS 4.0」になりました。
Wear OS 4になることで、何が変わるのか。Googleによると主な内容は下記の通り。
- スマートフォンの移行機能
- Pixel Watchを工場出荷状態にリセットせずに、新しいスマートフォンに移行可能に。
- バックアップと復元
- 古いPixel WatchのデータをGoogle Oneにバックアップし、新しいPixel Watchにデータを移せるように。
- Googleカレンダーアプリをプリインストール
- Googleカレンダーがプリインストールされ、イベンやタスクの通知を受け取ったり、30日間のスケジュールを表示したりできるように。ただ、Googleカレンダーアプリ自体、すでにGoogle Playからインストールは可能だったので目新しさはありません。
- 安全機能
- Pixel Watchのリューズ長押しで、緊急時情報が表示可能に。血液型やアレルギー、服薬情報などの医療情報を表示できます。ただし、これができるのはPixelスマートフォンとペアリングしている場合のみだと思います。緊急連絡先などは、Pixel以外でも表示可能です。
- 強化された通知
- 通知には電話番号と住所のスマートリンクが追加され、タップして電話をかけたり、メッセージを送信したりが可能に。埋め込みメディアのプレビューを使用すると、通知シェードから離れることなく画像などを表示できるようになります。
このほか、リューズと最近使ったアプリを表示するボタンを同時押しすることで、スクリーンショットの撮影が可能にもなっています。地味に便利。ただ、スクリーンショットを保存するにはスマートフォン側での操作が必要です。
なお、アップデートすることで、Fitbitのワーク途中の表示がPixel Watch 2相当になるのか思っていたのですが、ここは変わっていませんでした。
Source:Google