OPPOは10月6日、ミドルクラススマートフォン「OPPO Reno 10 Pro 5G」を発売しました。Amazonでの価格は7万8909円。10月31日まで3000円オフのクーポンも発行されています。
今回、レビュー用にお借りしたので、実際どんなものかをチェックしてみました。
OPPO Reno 10 Pro 5G
ディスプレイは6.7インチのAMOLEDで、最近では減ってきた左右が湾曲したエッジディスプレイを搭載。ベゼルが目立たなくなるという効果はありますが、指が当たりやすかったり、保護フィルムが貼りにくかったりするので、好き嫌いは分かれそうです。
リフレッシュレートは最大120Hz。コンテンツによって60Hzと120Hzの自動切り替えに対応しています。
背面もディスプレイと同様に左右が湾曲した形。こちらは手になじみやすく持ちやすいので、嫌う人は少なそうです。背面の仕上げはカラーによって異なっており、グロッシーパープルは光沢仕上げ。今回借りたシルバーグレーは、OPPO Reno 7 Aから(?)採用されている独自加工技術のOPPO Glowを採用。さらっとしたマットな仕上がりで指紋も付きにくくなっています。
Sonyセンサー採用の3眼カメラ
背面カメラは50MP(F1.8)の広角と32MP(F2.0)の2倍望遠、8MP(F2.2)の超広角という3眼構成。32MPのフロントカメラも含め、すべてSony製のイメージセンサーを採用しています。
シャッター音を消すことはできませんが、音はかなり控えめです。ただ、そろそろ消せてもいいのではと思います。
色味はちょっと彩度が高めかなと感じることが多いですが、フォーカスも早くまずまずといったところ。
付属の80W SUPERVOOCチャージを使えば約30分でフル充電
OPPO Reno 10 Pro 5Gは4600mAhという大容量バッテリーを搭載していますが、高速充電「ワンダフルチャージ」により28分でフル充電が可能だとしています。
ただし、付属の80W SUPERVOOCフラッシュチャージを利用することが条件。
この充電器、USB-CではなくUSB-Aなのが残念です。USB PDにも非対応なので、実際に家で使う場合はOPPO Reno 10 Pro 5G専用と考えていた方がいいかもしれません。
なお、実際に充電してみたところ、0%から100%になるのに32分かかりました。これだけの急速充電だと、どれだけ発熱するのだろう思っていましたが、意外と発熱は少なく本体は高くても38℃ほど。充電器本体は約50℃になりました。
ベンチマークは低め。ゲームはなんとか
最近はスマートフォンでゲームをやる人も増えており、Reno 10 Pro 5Gにもゲーム向けの機能か搭載されています。
ゲームを起動すると左端からのスワイプで表示できるツールバーが最たるもので、FPSの確認やパフォーマンスの最適化のほか、着信通知のブロックや録画、スクリーンショット、ボイスチェンジャーなども利用できます。
ちなみに、原神のプレイ自体はできますが、快適とは言えず若干カクつきます。FPSは良くて30fpsほど。
Snapdragon 778G 5GにRAM8GBのミドルクラスなので、ハイエンドモデル並のヌルヌル感を求めるのは酷というものでしょう。
各種ベンチマークの結果としては、AnTuTuが「569154」、Geekbench 6がシングル「885」、マルチ「2750」。
長く使えるスマートフォン
最近の10万円超えのスマートフォンを見た後だと、7万円台というのは安く感じてしまいますが、急速充電以外にこれといった特徴がないのも事実。とはいえ、4年後でもバッテリー容量が80%持つとのことなので、長い間使い続けられることを考えるとトータルでは安く付くのかもしれません。
ちなみに、OPPOは2023年以降に発売されるフラッグシップモデルについて、ColorOSのアップデートを4年間、セキュリティアップデートを5年間保証するというアップデートポリシーを発表しています。FeliCa等のカスタマイズが入っている日本向け端末にも適用されるのかは微妙な気がしますが、今後の対応に期待したいところです。