ASUSが5月17日に発売したゲーミングスマートフォンの新モデル「ROG Phone 8」シリーズ。これまでのROG Phoneシリーズとは違い、FeliCaを初搭載しており、日常使いもできるゲーミングスマートフォンをアピールしています。
そんなRPG Phone 8シリーズのうち、上位モデルのROG Phone 8 Proをお借りしたので、早速どんなものなのかを簡単にチェックしてみました。
ゲーミングといえば、派手でサイバーな雰囲気の外観やChroma発光を思い浮かべますが、ROG Phone 8 Proは割とシック。見た目はごく普通のスマートフォンです。
ただ、ゲーミングらしく、背面にはゲームや着信などに合わせて表示が変わるANIME VISIONを搭載。消灯時はLEDの場所が分からない仕様です。
ディスプレイは6.78インチのAMOLED。ディスプレイ保護にはCorning Gorilla Glass Victus 2が使われています。明るさは十分なので、結構反射が強く屋外では少し見にくいかもしれません。
ポート類は、本体底面にUSB-Cと3.5mmジャック。SIMスロットも底面にあります。
USB-Cはもう一つ、左側面(横持ちしたときの下側)にもあります。このポート、別売り(最上位のROG Phone 8 Pro Editionには付属)のAeroActive Cooler Xを使う際に利用しますが、それ以外にも普通にUSB-Cとして利用可能。横持ちでゲームをしながら充電する場合などに便利です。
背面カメラは50MP広角+13MP超広角+32MP望遠という3眼構成。ゲーミングスマートフォンなのでカメラ性能は二の次なのかと思っていたのですが、日常使いをアピールしているだけあり、他のスマートフォンとそん色ない印象です。
以下、作例幾つか。最近のスマートフォンは、エントリーモデルからカメラ性能が底上げされてきているので、風景写真などを撮る限りではあまり性能差は感じないかもしれません。
なお、最大で30倍ズーム(光学3倍+デジタル10倍)に対応しますが、一応できるというだけで画質を求めるものではありません。
ソフト面では、ASUS製品ではお馴染みのArmoury Crateを搭載。AniMe Visionの設定などもここで行えます。
また、ROG Phone 8シリーズは、本体側面にタッチ式のボタンを備えており、ゲームなどで利用可能。そのボタンのタッチ感度などもArmoury Crateから設定できます。
なお、タッチボタンは押す場所により2分割が可能。ようするに左右を合わせて4つのボタンとして機能させることができます。
Snapdragon 8 Gen 3にRAM最大24GB、ストレージも最大1TB。おサイフケータイにQi対応のワイヤレス充電も可能です。
非常にハイスペックな端末ではありますが、無印ROG Phone 8が約16万円からと価格もハイエンドです。
とはいえ、最近はAndroid搭載のゲーム端末も約10万円となっています。そう考えるなら、ROG Phone 8の価格でもありかもしれません。