FCNTはレノボ傘下となってから初めてのスマートフォン「arrows We2」と「arrows We2 Plus」を5月に発表。その製品を、8月9日から順次発売すると発表しました。
今回のarrows We2シリーズは、キャリアなだけではなくSIMフリーとしても展開します。arrowsのSIMフリーモデルは、2019年12月のarrows M05以来、約5年ぶりとなります。
「arrows We2」と「arrows We2 Plus」、どちらもハンドソープで丸洗いできるIPX5/X8およびIP6Xの防水防塵性能に、1.5m の高さから 26 方向でコンクリートに落下させる独自試験をクリアした画面割れに強い「堅牢性」など、従来のarrowsシリーズから踏襲しています。
カメラスペックも前モデル(arrows We)から大幅に向上しており、広角は5010万画素(F1.8)に。クアッドピクセルにより十分な光量を確保します。また、上位モデルのWe2 Plusでは、OISにも対応しています。
マクロ側は、無印We2は190万画素で前モデルと同じですが、We2 Plusは800万画素の「超広角+マクロ」となりました。
このほか、複数の画像を合成してノイズなどを除去し、より精細な映像とするSuper Night Shotも備えます。
arrows We2は、約6.1インチディスプレイに、SoCはMediaTek Dimensity 7025。RAM4GB、ストレージ64GB(SIMフリーモデルは128GB)。最大1TBのmicroSDに対応します。
arrows We2 Plusは、約6.6インチディスプレイにSnapdragon 7s Gen 2を搭載。RAM8GB、ストレージ256GB、最大1TBのmicroSDに対応します。なお、IIJmioの販売モデルはRAMが12GBに増量されています。
また、arrows We2 Plusには、世界初だという自律神経計測機能も備わっています。
SIMフリーモデルの市場想定価格は、arrows We2が3万6850円、arrows We2 Plusが5万9950円。なお、IIJmioのarrows We2 Plusは、通常価格が5万4800円、MNPでの特別価格が3万6800円となっています。
迷わず選べるマチガイない商品を
今回開催された販売戦略発表会では、5年ぶりとなるSIMフリー市場参入にあたり、「競合価格帯と比較してワンランク上の体験」「日本のお客様にとって必要な要素の全部入り」「SIMフリー市場向けモデルをご用意」という3点に注力したとのこと。
また、従来arrowsはローエンドモデルという位置付けでしたが、ラインアップを強化し、ああらたに市場を創出するという意味で、ミドルクラスのarrows We2 Plusが追加されています。
なお、レノボ傘下になったとはいえ、arrows We2の開発はFCNTが主導して行っているとのこと。ただ、カメラ機能や音響面では、レノボグループの技術も利用しているとのことでした。