SoftBankのオンライン専用ブランドLINEMOが、MMD研究所と共同でユーザー1072人を対象に利用実態に関する調査を実施し、その調査結果の発表を行いました。
LINEMOベストプラン
2021年からサービスを展開しているLINEMOですが、3年連続で顧客満足度No.1(J.D.パワー携帯電話サービス調査 オンライン専用ブランド/プラン部門)を獲得。ユーザーの声に耳を傾けながらサービスを展開してきたとのこと。
7月下旬には、新プランとなる「LINEMOベストプラン」をリリース。3GBまでは990円、その後は10GBまで、2090円というステップ型のプランで、6月の発表会以降、LINEMOへの申し込みは増加傾向にあるとのことです。
また、SNSでの声も発表会後はポジティブな投稿が増加しているとのことで、ユーザーからも好意的に受け止められている様子がうかがえます。
データから見るLINEMOユーザー実態
そんなLINEMOですが、他の主要なMNOやオンライン専用ブランドと比較すると、月々の利用データ容量が3GB以下というユーザーが圧倒的に多いようです。
また、以前にどのキャリアを使っていたかという調査では、ahamoやpovoがdocomoやauなど大本のブランドからの流入が多いのに対し、LINEMOはSoftBankからの丹生竜は33.5%と控えめ。楽天モバイルからの乗り換えが10.7%とSoftBankに次いで多いなど、他キャリアからの切り替えが多いようです。
ここから、冒頭にあげた実態調査のデータになりますが、実際にLINEMOに乗り換えたきっかけとしては、通信料金の見直しが69.7%と圧倒的。LINEMOを選んだ理由は、料金プランが自分に合っているからという理由がトップになっています。
ただ、LINEMOベストプランの認知度については、39.2%とまだ低め。認知している人は約6割が魅力的と回答しているだけに、今後、どれだけ認知を上げられるかがポイントなのかもしれません。
LINEMOユーザー座談会
このあと、実際にLINEMOを利用している4人のユーザーによる座談会も実施。やはり料金の安さに惹かれてLINEMOに乗り換えたとのことでした。
LINEMOユーザーはデータ使用量が少ないという話がありましたが、こちらについては、4人中3人は基本的には3GBで収まるとのこと。1人だけ上位プランのLINEMOベストプランVを契約しているとのことでしたが、それでも20GBで収めているとのことでした。
ちなみに、LINEMOでは端末の販売をしていないため、端末の購入をどうするのだろうと思っていたのですが、4人ともキャリアでは端末を買わず、AmazonやApple Storeで購入しているとのこと(3人はiPhoneで、1人はOPPOを使用)。
もっとキャリアの端末購入サポートが使われているのかと思っていたのですが、「最近iPhone 13 ProをAmazonで一括購入した」という人もおり、一般の人は意外と最新機種を求めているわけでもないのだなぁっと、ガジェット好き界隈との違いにも少し驚きました。
ともあれ、LINEギガフリーでLINEでのデータ消費がカウントされないなどのメリットもあり、月々10GB以下で収まるならLINEMOは有力な選択肢かもしれません。