2023年6月にGREEN FUNDINGでクラウドファンディングを実施していたヒアラブルウェア「ASMOLA」が、ビックカメラおよびヨドバシカメラの一部店舗にて一般販売を開始しまます。10月11日発売で、価格は6万5780円となっています。
ASMOLAは、形状としては左右が繋がったネックバンド型のワイヤレスイヤホンですが、音楽を楽しむイヤホンというよりも、周囲の音を増幅して聞こえやすくする「空間ヒアスルー」に注力した製品です。
最近では、AppleのAirPods 4がヒアリング補助機能として、周囲の音を聞こえやすくする機能を今秋導入予定としています。
ASMOLAもこれと同様の機能です。難聴ではなく、補聴器を使うほどではなくても、音が聞き取りづらいなどの課題を感じる人を対象にしたデバイスです。
そもそも開発元のリオンは、日本最大手の補聴器メーカー。ASMOLAにも補聴器開発のノウハウを盛り込んでおり、独自のバイノーラル(両耳)信号処理技術で、音の方向感や距離感を損なわずに、クリアでリアルな音声体験を提供するとしています。
もちろん、聴こえ方は人それぞれなので、単に音を増幅するだけではなく一人ひとりにあわせたパーソナライズも行います。
空間ヒアスルーに特化したといってもそれだけの製品ではなく、イヤホンとして利用することも可能です。
Snapdragon Soundに対応し、高音質な音響も体験可能。コーデックはSBC、AAC、aptX、aptX HD、aptX Adaptive (96kHz/24bit対応、低遅延対応)、aptX Voiceに対応しています。
なお、音楽や通話を行う「ストリーミング」モードと、周囲の音を聞こえやすくする「空間ヒアスルー」モードは自動切換えに対応。空間ヒアスルーが基本モードで、音楽再生や通話が始まるとストリーミングモードに切り替わります。
残念ながら、周囲の音を増幅しつつ音楽を再生する、ながら聴きには非対応です。
バッテリー持ちは空間ヒアスルーで最大7.5時間、ストリーミングだと最大14時間。USB-Cでの充電で約2時間で満充電になるとのことです。
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