
Razerが、PC上のゲームをモバイル端末にストリーミングできる「Razer PC Remote Play」を正式リリースしたとのことで、少しだけ試してみました。
Razer PC Remote Playは、CES 2025でベータ版として発表されていましたが、4月10日(現地時間)に正式版としてリリースされてました。AndroidとiOS向けのアプリがGoogle PlayとApp Storeからダウンロードできます。
リモートプレイといっても、Razer自身はプラットフォームを持っていないので基本的にはPCの画面全体をストリーミングする形です。

ストリーミングの設定としては、デバイスに最適化された仮想ディスプレイを作成する「デバイスの最適化」とPCの画面をそのままストリーミングする「PCディスプレイを複製」の2パターンあります。

「デバイスの最適化」は、使用するデバイスにあわせて解像度やアスペクト比を調整するので、画面ピッタリのサイズで利用できます。一方、「PCディスプレイを複製」は、PCのディスプレイ設定そのままにストリーミングされるので、アスペクト比によっては左右に大きな余白ができます。
なお、PCでデュアルディスプレイを使用している場合、プライマリディスプレイがストリーミングされるようです。


実際にプレイしてみると、特に遅延なども感じず、それなりに遊べるかなという印象です。実際に動作しているのはPC側なので、快適かどうかはホストPCの性能にもよります。
なお、あくまでもストリーミングしているだけなので、プレイするにはコントローラーが必須です。別にRazer製品でなくても、Xboxコントローラーなどでも大丈夫です。

モバイルでのストリーミングとしては、すでに「Steam Link」があります。Steamゲームを遊ぶだけなら、こちらのほうが快適です。また、仮想コントローラーに対応しているので、外部コントローラーを接続しなくても遊べるというのが利点です。
