
SwitchBotは5月16日、新製品「ハブ3」を発売しました。価格は1万6980円ですが、6月2日までは発売記念キャンペーンで1万3480円で購入可能です。

SwitchBot ハブ3は、名前の通り「ハブ2」の後継モデル。ハブ2と同様に前面に温度や湿度を表示できますが、ハブ2とは違い7セグではありません。ハブ2では表示できなかった、小数点以下の温度も表示可能となっています。
また、目を引くのが下部に搭載されているダイヤルやボタン類。これを使って、登録したSwitchBot製品や対応するサードパーティ製品の操作も行えます。言ってしまうと、ハブ2に学習リモコンを組み込んだような製品です。
今回、ハブ3を提供いただきしばらく使用してみたので、使い勝手などを紹介したいと思います。
スタンド付属になったハブ3
前回のハブ2は、SwitchBotの温湿度計などと同じく、シンプルなスタンドがあるのみで壁掛けにも非対応でした。
このため3Dプリンタで壁掛け部品を作ったりしていましたが、ハブ3にはスタンドが付属しています。

このスタンドは、中央のネジを外すとプレートが分離し、壁掛けアダプタとしても利用できます。

なお、説明書によるとプレート(スタンド)装着後でも、平行に時計回り(または反時計回り)に力を入れると外れるということになっていますが、個人的には2度と外れる気がしないので装着する人は注意してください。

大画面ディスプレイにリモコン操作部を搭載
そんなハブ3ですが、正面には大きなディスプレイを搭載します。この画面には基本的に温度と湿度を表示します。なお、最上部にも温度が表示されていますが、これはネットから取得した、設定した地域の天気と気温です。

ハブ3自身の温度・湿度センサーは、ハブ2と同様にケーブルに配置されています。これは本体の発熱の影響を受けないようにするため。

このため、ハブ3には専用のケーブルを使う必要があるのですが、他のSwitchBot温湿度計やCO2センサーの計測値を表示することも可能です。

ただし、CO2センサーで計測した温度と湿度は表示できるものの、二酸化炭素濃度を数値で表示することはできません。二酸化炭素濃度は、上部に表示されるCO2アイコンの色で確認します

リモコン部分に関しては、ほぼそのまま学習リモコンです。SwitchBot製品を操作できるほか、赤外線を搭載しており、エアコンやテレビなどの操作も行えます。


なお、SwitchBotアプリに登録し操作可能な製品なら、大抵のものはハブ3から操作可能です。サポートページに操作可能な製品の一覧があるので参考にしてください。
どのボタンでどのように操作するかは、アプリ上から割り当てが可能です。ただ、SwitchBotボットのようにオン/オフの動作しかないものは割り当てができませんでした(OKボタンでオン/オフになりました)。


登録デバイスへのショートカット
登録したデバイスの操作を切り替えるには、操作部右上にあるイナズママークのボタン(kataボタン)を押します。すると、上部に登録したデバイスのリストが表示されるので、中央のダイヤルを使って選択します。
この辺りの動作は、SwitchBot学習リモコンと同じです。

選択後は、そのデバイスの画面となり、対応するボタンで各種操作が可能です。

登録台数が多くなると、いちいちメニューから選ぶのは面倒ということで、ショートカットも用意されています。
分かりやすいがのが、ディスプレイ下部に配置された4つのカスタムボタン。ここにそれぞれ起動する(操作する)デバイスを割り当てられます。

もう一つがダイヤルの左右ボタンで、こちらもそれぞれ起動する(操作する)デバイスを割り当て可能です。

目覚ましとしても利用可能
ハブ3にはスタンドもあるということで、別途サイドでの利用も想定されているようで、アラーム機能が搭載されています。
アラームの設定自体は本体ではできず、アプリから行う必要があります。機能としてはシンプルなアラームで、時刻と曜日や繰り返し設定、サウンドを設定します。ただ、サウンドは3種類のみと少なめです。

アラームが鳴ると下記のような表示になります。カスタムボタンを押すことで停止あるいはスヌーズが可能。スヌーズは10分後に再度アラームが鳴ります。

ところで、ハブ3自身にはいまのところ時刻を表示する機能がないのですが、5月20日前後に行われるアップデートで時刻表示に対応するとのことです。
手元で操作できる安心感
ハブ3で操作できる内容は、スマートフォンアプリを使えば一通り操作が可能です。また、GoogleアシスタントやAlexaなどを使えば、音声でも操作出来てしまうことではあります。
それでも、ぱっと手を伸ばして操作できるのは非常に楽。声を出して操作するのは、意外と労力がいるのだなと気づかされました。
すでにハブ2を使っていて特に困っていないのであれば、あえて買い替える必要はないと思いますが、学習リモコンを利用している人なら、こちらに買い替えるのはありでしょう。大きなディスプレイがあるというだけでも、学習リモコンより操作しやすい気がします。