NTTソノリティは12月3日、新ブランド「cocoe（ココエ）」を発表しました。その第1弾製品となる「cocoe Ear」を12月23日からGREEN FUNDINGでクラウドファンディングを開始します。
NTTソノリティといえば、耳スピでおなじみのオープンイヤー型イヤホンを展開していますが、cocoeも特許技術PSZを採用したオープンイヤー型の製品です。製品ジャンルとしては集音器で、オープンイヤー型の集音器は世界初とのこと。
イヤホンの集音機能と言えば、最近ではAirPods Pro 3のヒアリング補助機能を思い浮かべる人もいるかもしれません。AirPods Pro 3は、プログラム医療機器の認定を受けているのに対し、cocoe Earは、認定は受けておらず、あくまでも集音器どまりです。
「イヤホンでありながら、ちょっとした耳の困りごとを解決する」というコンセプトで、難聴というよりも、加齢などにより耳が聞こえづらくなってきた人をターゲットにしているようです。
集音器といっても、すべての音を増幅しているわけではありません。オープンイヤーという構造を活かして、加齢でも比較的聞こえやすさが維持される低音域は増幅せず、高音域のみを増幅しています。これにより、より自然な聞こえ方になるのだとか。
ごく短い時間ですが、試した印象としてはANCの外部音取り込みのような感覚。取り込み音量は1～10で調整できます。イヤホンにボタンが搭載されているほか、スマートフォンアプリでも調整可能です。
もう一つ、同時にリリースされるのが、cocoe Link。テレビの音声をcocoe Earに送信するためのもの。
テレビとオーディオケーブルで接続できるほか、本体にマイクを搭載しているので、ケーブルを使わずテレビの近くに置いておくだけでも利用できます。cocoe Earとの接続はAuracastを利用するので、一度に複数のcocoe Earと接続可能です。
