auの夏モデルスマートフォンが発表になりました。すでに発表済みのHTC Jを含め、全機種Android4.0採用、ワンセグ、おサイフ、赤外線と完全ガラケー仕様という力の入れよう。HTC J以外は防水・防塵性能まで持っています。スペックの比較は週アスの一覧表が見やすいです。
スペックだけを見るなら間違い無くハイスペックだし、SamsungやSonyなどのグローバル展開しているスマートフォンにも見劣りするところはないのですが、なんとなくパッとしないと感じているのは私だけではないはず。なんでしょうね、この感じ。ガッカリするほど期待していたわけではないですが……。
全部が全部、申し合わせたかのように横並びのスペックで、売り(だと思う)のガラケー機能に関しても搭載してい当然な感じになってしまっています。デザインも各社工夫を凝らしているつもりなのでしょうが、大型の全面タッチパネル仕様ばかり(IS15SHは違いますけど)でよほど詳しい人でなければみな同じに見えるのではないでしょうか。正直、私には同じに見えます。単に国内端末に興味が無いだけかもしれないけど。
やっぱりキャリア主導の端末開発というのはもう無理が来ているんじゃないですかねぇ。昔はキャリアのサービス・コンテンツに魅力があり、それを利用するための端末をキャリアが主導で各メーカーに作らせる、という流れが有効だったのかもしれませんが、今ではそのせいで出てくる端末がみんな没個性で面白みがないです。キャリアコンテンツ自体、魅力があるものはないと思うのだけど。突きつければキャリアメールとおサイフ機能ぐらいでしょうか?私はどちらも使っていないのでどれくらい必須なものかわからないんですけどね。
auは国内で唯一iPhone、Android、Windows Phoneの3つを扱っているキャリアなのだし、そのあたりを前面に押し出して勝負もできるんじゃないかと思うのだけど。せっかくなのでBlackBerryも引っ張ってくれば(そしてそれをカジュアル端末として扱えば)面白いのになぁとか思ってます。