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HUAWEIとZTEは米国内で中国政府のために諜報活動をしている?という調査報告

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emobile向けのWiFiルータを作っていたり、ソフトバンクからスマートフォンを出していたりするHUAWEIとZTE。日本では多少名前が知られるようになってきた程度ですが、本国の中国では通信機器の2大メーカーです。そんな両社が米国で厳しい立場に追い込まれそうだという記事がThe Vergeに載っていました。

US House Intelligence Committee(米下院諜報委員会)が11ヶ月かけて行った調査報告の要旨は、HUAWEI、ZTEの両社は1年間の調査協力および両社の米国法人の売上と中国当局との関係を示す詳細情報の提供に応じなかった、故に両社は中国政府のために(自社の製品にバックドアを仕込むなどして)諜報活動を行なっている可能性がある、ということのようです。「両社を採用することによりセキュリティリスクを考慮するように」ということまで書かれているとのこと。また、HUAWEIに対しては内部調査によって移民法違反、贈収賄と汚職などの違法行為の信頼出来る資料が見つかったとも言っています。

これに対して、もちろんHUAWEIとZTEは言いがかりだと反論しています。HUAWEIは「政治的な気晴らしだ」、ZTEは「(うちの)米国での売上は小さすぎて話にならない。西側諸国の企業にも同じ調査をやるべきだ」という話もしているようです。

この件、真実はわかりませんが、報告をまとめた米下院諜報委員会の委員長Mike Rogers氏は愛国心が強いだけなのか根っからの嫌中派なのか、昨年11月にも中国による米国システムへのハッキングや知的所有権の窃盗に対する懸念を表明しています。

報告書は、「月曜日の朝の会見でリリースされる」ということなので、日本時間だと9日の未明あたりですかね。

どうも今回の件はセキュリティリスク云々というよりも、米国内で存在が大きくなってきたHUAWEIとZTEを利権が絡んだ政治家が潰しにかかった(あるいは両社のロビー活動が失敗した)という事情があったりなかったり……という感じのようですね。なんだかなぁという気がしますが、それ以前にThe Vergeは何故にGP02の写真を使ったのだろう?この型名では日本でしか発売してないと思うのだけど?

(via The Verge)
(source bloomberg)

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