Reading on a Ferry / Alexandre Dulaunoy
10月もあっという間に終わりです。今年も残すところあと2ヶ月。ついこないだまでエアコンかけてたはずなのに……。
そんなわけで10月に読んだ本のまとめです。10月は11冊。
「完全なる証明」は1904年に数学者アンリ・ポアンカレによって示された数学上の予想(内容はとても難しいので調べてくだい)。そのポアンカレ予想を証明しながら、数学のノーベル賞といわれるフィールズ賞の受賞を辞退、ミレニアム懸賞の100万ドル(当時の価値で約1億円)の賞金も辞退したグレゴリー・ペレルマンに焦点をあてた内容です。なので数学的な話はかなり少なめです。
もう一つの「ポアンカレ予想」は数学的問題そのものに焦点を当てた内容で、半分がポアンカレがどういう人物でポアンカレ予想はどのように生まれたのか、そして残りの半分はポアンカレ予想に挑んだ数学者たちの話です。内容的にはこちらのほうが難しいです。4次元に浮かぶ3次元閉多様体の表面は3次元とかいわれても何のことかさっぱりわかりません。ただ、そんなことがわからなくても面白い内容です。
高野 秀行という人のことは知らなかったのですが、面白いですね。「怪獣記」を読んではまってしまいました。今の時代、探検家、冒険家という職業が成立しているというのが驚きです。もっともそれだけでは食べれないので本を書いているのかもしれませんが……。
11月はたまには洋書でも読んでみようと思っているので読書量は落ちる予定。年間100冊はクリアしているのでまぁいいかという感じです。ただ高野 秀行の本は何冊か読みたいと思います。