Thinkpad Tablet 2はデジタイザペンを搭載している(日本で個人向けに販売されているモデルはデジタイザペン搭載モデルです)ので、これで液晶タブレットのように絵を描きたいという人も多いようです。ただ、その目的で買うのはちょっと待ったほうがいいかもしれません。このデジタイザの精度がイマイチなのです。
そもそもディスプレイ表面と液晶の距離があるので、ペンを使うときは真上から見ないと位置がずれるのは当たり前なのですが。それを差し引いても思ったところにポインタが合わず、イラッとすることがしばしばあります。もちろん、キャリブレーションは実施済みです。そもそもキャリブレーションが4隅の4点補正だけというのも物足りないのですが。
そこで、どの程度ずれるのかを実際に確認してみました。上図はGIMPを全画面表示にして50px幅で設定したグリッドの交点をペンでタッチしていったものです。
こうしてみると四隅と中央は比較的合っているのがわかります。ただ上部全体、特に左上、右上が交点から大きくずれているのがわかります。ペンの持ち方、点の打ち方にも影響されるので一概にデバイスが悪いとは言えませんが、アプリのメニュー操作をペンで行うときに意図したのと違う項目を選んでしまうことがしばしば。正直、マウスを使ったほうがはるかに快適です。
個体差なのかもしれないし、ドライバの更新などでマシになるかもしれませんが、今のところThinkpad tablet 2のデジタイザペンにはあまり期待をしないほうが無難です。
他のデジタイザ対応のタブレットはどんな感じなんだろう?