脳波コントロールというのは昔からSFで使われている技術ですが、SFの中だけでなく、実現される日は意外と早くにくるかもしれません。米国のブラウン大学が、ロボットを脳波でコントロールするための無線リモコンを開発しました。
脳波コントロールは以前から研究されており、これまでにも幾つか試作されていましたが、いずれもロボットとの有線接続が必要で装着者は自由に動くことができませんでした。しかしブラウン大が開発した無線コントローラはマッチ箱サイズで頭蓋骨の上の埋め込んで使用します。このため、装着者は動きを制限されることがありません。コントローラは何かを操作するだけでなく、そこから脳の活動データを取得することも可能なようです。
コントローラは200mAhのLi-ion電池を内蔵しておりワイヤレス充電が可能。2時間の充電で6時間の使用できるそうです。現在はブタとサルで実験中ですでに13ヶ月以上問題なく動作しているとのこと。次は人体での実験を行いたいようですが、承認はされていないようです。
これも電脳化というのでしょうかね。普段は無線通信を行い、必要に応じて首筋にプラグを差し込んで有線接続なんて攻殻機動隊の世界が生きている間に実現するのかも。
電脳化はともかく、パーキンソン病など四肢の運動障害がある人に使用してもらえるように考えているようですね。自分の意志で自由に動かせる義手、義足というのが夢物語ではなくなりそうです。
(via the verge)
(source extreamtech)