昨日発表されたSamsungのフラッグシップ機 Galaxy S 4、すでに色々な角度から他社フラッグシップと比較されたりしていますが、発表会の外野でも幾つか戦いがあったようです。
(写真はengadgetより)
まずLGがニューヨークでSamsungの広告の上にかぶせた自社広告。道徳的にどうなのかという気がしなくもないのですが、なかなか効果的な気はしますね。ただ、端末に自信がないからこういうところで……という感じも受けてしまいます。海外では違うのかな?
(写真はマイナビニュースより)
発表会当日、HTCは入場待ちしているプレス関係者に対して自社のフラッグシップ HTC Oneのロゴが入った軽食(ポテトチップスだったようです)を配っていました。まぁ、これだけならなんの問題もないですよね。HTCも自社端末をアピールできるし、待っている方も(欲しい人は)得をするしだれも困らない。
So…how off-Broadway is this production? #theNextBigFlop #HTCOne
— HTCさん (@htc) 2013年3月14日
しかし、HTCがTwitterで呟いたこの発言はどうなのかなぁ。
「off-Broadway」というのはマンハッタンの比較的小さな劇場(300席未満)で上演される演劇のこと。Galaxy S 4の発表が演劇仕立てで行われていたことに対してのリアルタイムのつぶやきですが、要するに「どんだけ三文芝居してんだよ?」ということですね(ニュアンス違うかもしれないけど……)。なおオフ・ブロードウェイであっても「コーラスライン」などのように人気を博してブロードウェイに進出した作品も多くあります。
そしてこのTweetに付けられたハッシュタグ「#theNextBigFlop」。つぶやきそのものよりも、こちらに悪意を感じますね。Samsungが使う「the Next Big Thing」というコピーをもじったものですが、「次の大失敗」という意味です。
この発言以降、Galaxy S 4については沈黙してしまいましたが、リツイートやコメントでは賛同と嘆きとで半々という感じです。これも一種の炎上マーケティングなのかな?
ハッシュタグさえ無ければ、HTCのツイートもひとつのユーモアとしてありだと思いますが……。まぁだれが正しかったのかは端末の売上などではっきりするでしょう。