中華な端末を始めとしてNexus 7もそうですが、7インチのAndroidタブレットはすでに$200を切るのが当たり前という状態になりつつあります。そんな中、Amazonが$99の7インチ版Kindl Fire HDを製造中で年内に出荷されるという情報をTechcrunchが掲載しています。
それによると$99のKindle Fire HDは現行機と同じくHD解像度(1280×800)でプロセッサも現行機と同じTi(OMAP44XX)を採用するとのこと。ようするにスペックは現行とほぼ変わらず値段だけが安くなるようです。
現行のKindle Fire HDは$199で販売されていますが、そこからいきなり$100も下げるのはさすがに無茶ではないかとも思えます。ただし、非HDの初代Kindle Fireが$159ということを考えるとあながち無茶ではないのかも。昨年10月にはKindle Fireに採用しているTiのモバイルチップ事業を買収するという話も出ていました。Techcrunchではこれらの事柄も価格引き下げに有利に働くのではないかと分析しています。
IDCの推計によると、Kindle Fire HDは昨年1年間で1040万台が出荷されたとのこと。Amazonはハードウェアでは利益を考えていないというのが有名な話ですが、たとえハードでの儲けがなくても端末が売れればそこからAmazonにアクセスして書籍を購入してくれる人は確実に増えるでのはないかと思います。なのでAmazonが低価格なKindleFire HDを出すという話は十分有り得そうな気がしています。
なお、Amazonはこの情報を否定しているようです。
(source TechCrunch)