なんとびっくり。トムクルーズが監督・主演で雪風が映画化されるそうです。
戦闘妖精・雪風は神林長平のSF小説。南極大陸に突如現れた超空間通路から地球への侵攻を開始した謎の異星体ジャム。人類はその先鋒を撃退し、逆に通路の向こう側にある惑星フェアリに侵攻、そこでフェアリ空軍を組織しジャムとの戦闘はフェアリィを舞台に戦闘は続く……。というストーリー。
リンク先で、“敵地に特攻して、エイリアンとの戦争を終わらせるための情報を持ち帰る少尉…”とかかれていますが、それ雪風と全然違う……。なんかヒーローっぽいいかにも主人公的な書かれ方だけど、原作では味方が撃墜されても手を出さず、戦闘の様子を記録し、味方を犠牲にしてでも必ず基地に情報を持って帰るという非情な部隊で、味方からも「死神」呼ばわりされているのが雪風です。
まぁ、ざっくりとこれぐらい語りたくなっちゃう程度には原作のファンなのですが、主人公の深井零少尉をトム・クルーズが演じるらしいというあたりでかなり不安です。イメージが全然違うなぁ。せめてブッカー少佐でしょう。
なんか雪風の設定だけ使った別物で、ジャムとの空戦がメインの映画になりそうな気がしますが、どうせ作るならアンブロークンアローのラストシーンを実写で見てみたい。もしくはリン・ジャクスとの「さよなら、フェアリィ星人」のくだり。ないだろうなぁ……。
ほかに日本のSFで実写化してほしいのはジェノサイドと虐殺器官 ですね。
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(via CIA☆こちら映画中央情報局です)
(source deadline.com)