Google謹製のメディアセンター、Nexus Qが発表されたのはちょうど1年前、2012年のGoogle I/Oでした。Nexus Q自体は結局陽の目を見ることなくいつの間にかディスコンとなりましたが、その後継かもしれない端末がFCCを通過しました。
FCCで発見されたのは、「H840 Device」という端末。FCCIDは「A4RH2G2-42」。「H2G2-42」という型番が付けられています。
FCCの書類によると、このデバイスは「Digital Transmission System(DTS)」というカテゴリで主にメディアプレーヤーとして使われるとのこと。電源も「5Vdc from AC/DC Power Supply」とあるので据え置き型のデバイスのようです。また、802.11 b/g/nのWiFiにも対応しています。
ところでengadgetでは、変なところに注目していました。それは「H2G2-42」という型番。「42」という番号を聞くと、知っている人なら「生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答え」を思い浮かべるかもしれません(Googleで検索すると「42」という答えが返ってきます)。これは銀河ヒッチハイク・ガイドにちなんだものですが、H2G2という部分も「HitchHiker’s Guide to the Galaxy(銀河ヒッチハイクガイド)」の頭文字になっています。これは単なる偶然なのか、Googleのシャレなのか?
あるいは、Nexus Qの形状がマーヴィン(銀河ヒッチハイクガイドの登場キャラクター)の頭部に似ていることから付けたのか?そしてNexus Qがネガティブに終了したのをマーヴィンのパラノイア気味にネガティブな性格に見立てているのか?
などなど妄想が膨らみます。
今年のGoogle I/Oでは定額配信制の「Google Play Music All Access」が発表されたので、今年はデバイスも投入して音楽分野に力を入れるのでしょうかね。まぁ、いつものように日本は蚊帳の外ですけどね……。