My Nokia BlogにHuaweiがNokiaの買収を検討しているというニュースが掲載されています。
いくら業績不振とはいえ、Nokiaはそんなに落ち込んでいるの?と思ったのですが、元になったFinancial Timesの記事よると、
“We are considering these sorts of acquisitions; maybe the combination has some synergies but depends on the willingness of Nokia. We are open-minded,”
ということなので買収というよりも合併、協業というニュアンスのようですね。
ちなみにNokiaの時価総額は103.36億ユーロ(約1.3兆円)、Huaweiは株式を公開していない(すべて社員の持ち株らしいです)ので時価総額は不明です(なお、Huaweiの2012年度の売り上げは約3兆366億円、純利益は2121億円)。
Huaweiは2010年に実施された米ファスト・カンパニー誌の「最も革新的な企業ランキング」でFacebook、Amazon、Apple、Googleについて第5位にランキングしており、特許出願数でも世界第1位になっています。また今年のMWC 2013では「今後AppleやSamsungを買収できるぐらい成長するだろう」という発言もありました。
そんなHuaweiですが、NokiaがWindows Phoneを採用している点については、「Windows Phoneはマーケットでのシェアが非常に小さく、成功する見込みは薄いだろう。にも拘わらずライセンス料を支払わなければならない。Androidは無料だ」と否定的な意見を述べています。
実際に買収、合併という話が出てきたらWindows Phoneの出荷をNokiaに依存しているMicrosoftが黙ってはいないでしょうから、本格的な話にはならいと思います。ただ、Nokia端末の1ファンとしては、Nokiaが作るAndroid端末というのも見てみたい気がします。このままWindows Phoneを売り続けるよりも未来はあるような気がするのだけれども……。
(Via My Nokia Blog)
(source Financial Times)