Barns & Nobleが同社のAndroidタブレット Nook HD、Nook HD+の製造終了を発表しました。
Nookのカラータブレット(eInk版もAndroidで動作しています)は2010年から製造されていますが、3年余りで早々に終了する結果となってしまいました。これはNook事業の業績悪化に伴う処置です。Nook事業は前年同期との比較で34%も落ち込んでおり、これ以上は続けられないという判断のようです。
ただし、eInk版のNook Simple touch、Nook Glowlightの製造は続けるとのこと。Nookタブレットについては、今後は自社製造ではなく他社とパートナー提携していくということなので他社タブレットにNookのアプリをプリインストールしていく方向で検討しているようですね。
以前からは話は出ていましたが、やや残念です。AmazonのKindleもハードだけだと赤字ということですが、その赤字をコンテンツ事業が補うという形が出来上がっています。Barns & Nobleは肝心のコンテンツ事業の方でも苦戦が続いているのでNookを切らざるをえないのでしょう。Microsoftと事業提携していたはずですが、援助の話はなかったのかな?MicrosoftにしてみればAndroid端末を救う気はなかったのかもしれませんが……。
そんなNook HD、Nook HD+ですが現在も$129、$149で販売中。在庫限りということなので欲しい人には最後のチャンスです。
(via Android Police)
(source Barns & Noble)