終わらない工事、完成しない建物の代名詞もなっているスペインのサグラダ・ファミリア(聖家族)贖罪教会ですが、完成が2026年になるという予想が発表されました。2026年は設計したアントニ・ガウディの没後100周年にあたります。
この動画はサグラダ・ファミリアの完成型をCGで再現したもの。現在の状況から完成までにあとどれくらいの工事が必要かもわかるのですが、ほんとに残りの工事があと13年で終わるのか心配になるほど工事が残っているように見えます。
ちなみに着工は1882年。すでに130年経過しており、建築工事と平行して補修工事も行われているそうです。
永遠に完成しないとか、あと100年はかかるとか言われていた工事が急速に進んだ背景には、知名度の向上による収入の増加(サグラダ・ファミリアは贖罪教会なので、その建築費用はすべて寄付で賄われているとのこと)と3Dプリンタによる造形技術の進歩があるようです。実際に3Dプリントしたものを使っているとは思えないので、ガウディの残した図面(設計図をほとんど描かなかったそうですが)を3Dにして確認することで作業自体が捗るようになったということでしょうか。
なんにしても、私が生きているうちに完成しそうなので、できたら完成前に1回、完成後に1回は見に行きたいなぁ。
ところで、今回のサグラダ・ファミリアの話題で、横浜駅が日本のサグラダファミリアと呼ばれているというのを初めて知りました。1915年に開業してから現在までの98年間、一度も工事が完了していないとか。それもすごいね。