3Dプリンタが普及してきたとはいえ、その多くはまだ10万円台となっていますが、日本製でかつ10万円を切る小型低価格な3Dプリンタ BONSAI Mini(BS01)が発表されました。
BONSAI Miniは大きさが縦250×横250×高さ270mmとコンパクトな3Dプリンタ。方式としては一般的な熱溶解積方式でフィラメントはPLA、PLA/ABSの2つのモデルがあります。サイズがコンパクトなだけに造形できるサイズは幅150mm、奥行き130mm、高さ100mmと小さめですが、スマートフォンカバーあたりならギリギリ作れそうなサイズですね。
コンパクトとはいえ、性能はそれなりにあり、積層ピッチは0.1mmとなっています。これはほぼ業界標準となっているMakerbot Replicator 2と同等です。
米国をはじめ、学校教育に3Dプリンタを導入する動きが世界で加速する中、『日本中の先生たちに使ってもらいたい』『日本中のこどもたちに広めたい』という想いから開発・製造したもので、価格は税・送料込みで79,800円~とメイド・イン・ジャパンモデルとしては珍しい10万円を切る価格設定としました。
ということで低価格が売りなのですが、販売は日本のクラウドファウンディングサービス きびだんごを通じて行われます。製品化はすでに完了しているので開発資金というわけではなく、受注生産の手段としてクラウドファウンディングを利用するようです。
受注受付は12/6 0時〜12/26 24時までの21日間。79,800円という価格はEarly Bird(早割)20名限定のもので、他の価格がどの程度になるのかはわかりません。組み立てキットや故障時に代替機を提供してもらえるプランがセットになったものなどいくつかのモデルが用意されるみたいです。当日はかなりの争奪戦になりそうですね。