Eye-FiやFlashAirなどSDカードにWiFi機能を持たせたものがありますが、記録媒体として考えると容量の割にちょっと割高……っと感じてしまいますが、そんな状況を打破してくれるかもしれないものをAmazonで見つけたので購入してみました。
CloudFlashというこの製品、ようするにWiFi機能をもったmicroSDカードアダプタです。これなら容量は追加するmicroSDカード次第だし、必要に応じてmicroSDを差し替えれば容量は好きなだけ確保できますね。
内容物はこんな感じ。この収納ケースがまた秀逸です。表裏併せて4枚のSDカードを収納できるようになっているのですが、写真の白いアダプタが2枚ついています。これ、真ん中の部分にmicroSDを収納できるんです。
普通にmicroSDを買ったときに必ずと言っていいほど付いてくるアダプタを使えば済む話ではあるのですが、なんか気に入ってしまいました。
で、肝心の使い方ですが、microSDを入れてカメラにセットするだけです。対応機種以外は保証外ということでしたが、対象になっていないOlympus XZ-10とOM-D E-M5で使用することができました。
ただ、どちらも電源を入れてからWiFiが有効になるまで30秒近くかかりました。この辺、対応機種ならもう少し早いのかもしれません。また、なぜか2GBのmicroSDは利用することができませんでした。いまどき2GBのカードを使う人もいないかもしれませんが、カードの相性などがあるのかもしれません。
撮った写真は専用アプリやブラウザから閲覧することが可能です。なお、カメラへの接続には手動でWiFiネットワークを変更する必要があります。デフォルのSSIDはCloudFlashでパスワードはかかっていません。パスワードの設定などはブラウザから行うことが可能です。
ちなみに上記はAndroid向けのアプリですが、何が驚いたかってこのアプリ、写真の保存ができません。見るだけ。なんだそれ。
上記左がAndroidアプリでの表示です。画像の拡大縮小はできるのですが、表示エリアは固定なのであまり意味がありません。なぜか画面いっぱいに表示できず、最初に表示されたエリアの中だけで拡大縮小されるのです。どこまでもできの悪いソフトだ……。
右側がAndroidのブラウザから「192.168.1.1」に接続したときの表示です。ここからだとファイルのダウンロードなども可能です。
全体を通してイマイチ感が半端ないのであまりお勧めはできませんが、容量を気にせずWiFi対応できるというのが、なによりも魅力と映る人もいるかもしれません。そういう人は是非。
なお、同種の製品ではPQI Airというのもありました。
Amazonのレビュー数もそこそこあり、買うならこっちの方がいいのかも。
(source CloudFlash公式サイト)