米海軍とFindaway Worldが海軍、主に潜水艦乗り向けのeBook Readerデバイス、NeRD(Navy eBook Reader Device)を発表しました。
米海軍には専用のライブラリプログラム、NGLP(The Navy’s General Library Program)があり、海軍の兵士やその家族が電子書籍やオーディオブックが利用可能ななんだそうです(Findaway Worldは海軍にオーディオブックを供給している会社)。
しかし、潜水艦内には秘密保持のため、iPadやKindleなどのデバイスの持ち込みが禁止されており、これらのライブラリを使用することができないという問題があったのだとか。
そこで、登場したのが今回のKindleに似たNeRDで、通信機能はおろか、SDカードなどの外部メディアもなく、内部コンテンツは追加や削除もできなくなっているとのこと。ようするに完全にセキュアな状態にした電子書籍リーダということですね。
NeRDには海軍で人気の高いトム·クランシー(レッド・オクトーバーを追えの人)、ジェームズ·パターソンなどの近代小説の他、ノンフィクション、古典など300冊ほどが収められているとのこと。
海軍の端末ということなので、これに防水機能があるのか気になるところですが、見た感じはなさそうですね。
ところで、NeRDという名称、英語のスラングでは「オタク」という意味なのですが、これはわざと付けたのでしょうか?
(source the Verge)