今日から本格的に使い始めているSonyのアクティビティトラッカー、SmartBand SWR10ですが、基本的には他社のアクティビティトラッカーと似たようなものですが、それでも幾つかは目新しい機能もあったりします。
前回の外観レビューにつづいて、今回はソフト面のレビューです。
まずなにはなくともLifelogアプリです。これはSWR10で記録した内容を集計、表示するビューアアプリ。これがないとSWR10単体では歩数などを一切知る方法がありません。
Lifelogで確認できるのは、ブックマーク、カロリー、歩数、歩いた時間(距離)、走った時間、睡眠時間、通話やメールをした時間、撮った写真の枚数、音楽を聞いていた時間、動画を見ていた時間、ゲームをしていた時間、読書をしていた時間、ブラウザを使っていた時間など。
上記のフットネス系以外のものはLifelogをインストールした端末で記録されています。複数台の端末にLifelogをインストールしている場合は各端末の合算が表示されるのが便利です。例えば、読書はタブレットで、音楽はスマートフォンでと使い分けている場合でもLifelogをみるとトータルで読書何時間、音楽何時間という分に表示してくれます(ただしどの端末が使われたのかは確認できません)。
また上部に表示されている時間軸は活動と連動しており、歩いていた時間には人影も歩いてくれたり、寝ている時間には人影も寝たりとなかなか凝っています。表示されている天気も実際の天気を反映しているので、あとから記録を確認する際に、あのときの天気はどうだった、ということも確認可能です。
SWR10の実際の設定を行うには、LifelogではなくそのものずばりのSmartBand SWR10というアプリを使います。SWR10のファームアップデートもこのアプリから行います(1度アップデートが行われました)。
基本的には他のアクティビティトラッカーと似たような内容が多いです。
ブックマーク機能はSWR10のウリの1つでもあるようです。ボタンを2回押しするとブックマークとして記録され、後から位置情報やその時に聞いていた曲などを振り返ることが可能です。
日中モードと夜間モードの自動切り替えが行えるのが便利ですね。夜間モードでは通知などを一切行わず、睡眠ログの取得が可能です。睡眠ログというと寝る前にボタンを押して、起きたときにもボタンを押して……という方法が一般的ですが、SWR10はボタンを押さずに睡眠を判断してくれます。夜間モードになったからといって睡眠時間としてカウントするわけではなく、ある程度動きがなくなってからカウントスタートとなるようです。
ただ、いつも起きる時間でモードの自動切り替えを設定しておくと切り替わった時間で起きたことになってしまうので、例えば毎日6時に起きる場合にはモード切り替えを7時にしておくなど幅を持たせておいたほうがいいですね。夜間モード中でも活動が活発になったら起きたと認識してくれます。
他のアクティビティトラッカーとちょっと違うのは、メディアコントロールを備えている点。ボタンを一回押したあとに表面をタップすることで再生や曲送りなどが可能になっています。カメラ使用時にはシャッターを切ることも可能です。表面がタッチパネルになっているわけではなく、振動を捉えているだけですが、よく考えられた使い方だと思います。
そんな感じで結構便利に使えそうなSWR10ですが、唯一残念なのが時計表示がないこと。24時間365日身に付けているものだけに、常時表示ではなくてもいいので時計は欲しかったなぁ。そうすれば腕時計する必要もなくなるし。夜中、目を覚ましたときに時間を確認するのにも便利なんですよね。これだけは次のバージョンに期待したいです。