PC周辺機器でお馴染みのエレコムがキャリアから回線を借りてサービスを提供するMVNO事業に参入すると日経が報じています。
日経によると、通信速度は300Kbpsと低速ですが、容量制限なしで月額780円になるとのこと。初心者向けにサポートを充実させ、学生需要などを見込んでいるようです。また、データ通信だけでなくSMS、通話にも対応したプランも月額1080円で用意されます。
SIMカードは自社で販売(3,000円)し、スマートフォンの付いた限定セットを12,000円で販売するとも伝えています。
どこのキャリアから回線を借りるのかは伝えられていませんが、おそらくはau回線の利用でしょう。
追記:残念ながらdocomo回線でした。
エレコム、docomo回線を使ったMVNOサービス SkyLinkMobileを発表 音声通話はVoIPサービスを利用 – Dream Seed
なので、以下は予想を外した妄想です……。
先日、KDDIからMVNOに関する「KDDIバリューイネイブラー株式会社」を設立したという発表がありました。
KDDIバリューイネイブラー株式会社(KVE)がMVNOとなり、回線や設備の調達、調整はKVEが実施。パートナーは自社ブランドでその回線を提供するという仕組みです。
エレコムの場合、エレコム自体は専用設備を持っておらずそのままではMVNOを行えませんが、KVEが間に入り、KVEのMVNO回線をエレコムが自社ブランドで提供するという形をとるのではないでしょうか。
イオンやビックカメラが日本通信のMVNO回線、またヨドバシカメラがIIJのMVNO回線を利用してSIMを販売していますが、それのもうちょっと突っ込んだ形ですね。
もちろんauのMVNO回線を使うというのは確定ではなく、単なる予想です……。
(source 日経新聞)