発表時には「まるで魔法」とまで評されたものの、その後のデザイン変更やらなんやらで詐欺呼ばわりまでされてしまったRingが届きました。
あの指輪型デバイス「Ring」がKickstarterでPre-Order開始 – Dream Seed
すでに期待は霧散していたところですが、触ってみるとそこまで酷いものでもなかったです。
まず外観。このポッチがタッチセンサーになっています。どこを触ればいいか分からないということに配慮した形とも言えそうですが、これはデザイン上イマイチな気がする。
Ringの使い方としては、このタッチセンサーにタッチ後に各モーションを行うことになります。
タッチセンサーの反対側にあるのはアンテナ。これも絶対に隠すべき。
タッチセンサーの側面には通知用のLEDがついています。
充電はこんな形で行います。
スマートフォンとの連携は専用アプリで行います。ジェスチャーの設定もこのアプリで行うのですが、ジェスチャー自体は好きに決められるものの、対応する動作は現状では「HueのON/OFF」「音楽の再生/停止」「音楽の送り/戻り」「Tweet」「写真を撮る」「(予め設定した)音声の再生」「(予め設定した)URIを開く」「フェイク着信(リングトーンを鳴らすだけ)」しかできません。
音楽再生は出来ますがボリューム調整も出来ないというのは使い勝手としてはイマイチ。そもそもスマートフォンでしか使えないというのはどうなのか……。たぶん、ジェスチャーする前に端末に手を伸ばしちゃいます。
とりあえず音楽再生などをやってみた様子。
ジェスチャーはそこそこの精度で認識してくれます。音楽の再生はデフォルトでは△を書くのですが、三角が思いの外むずかしく、丸に変更しています。
せめてPCなどに対応してくれたら多少は使い勝手はあるかもしれないですが、現状だと使いドコロが難しいですね。スマートフォンを充電中にPCのキーボード操作をしながらスマートフォンの音楽を操作……というシーンや車の中で運転中にスマートフォンの音楽を再生というシーンでならなんとかという感じ。
確かにデカくて不格好ではありますが、全く使えないというほどではないかなというのが正直な印象です。ただ、現状ではやれることが少なすぎるので今後に期待したいです。
IFTTTとかと連携してジェスチャーをトリガーとして使えるようになると面白いかな。
そんな感じで現状では魔法ではなく、駆け出し魔術に手をかけたぐらいのイメージ。魔法の領域に踏み込めるかどうかは……アプリ次第かな?