さおだけ屋はなぜ潰れないのか?を読み終わりました。2時間弱ってところ。
商売としてなりたっているとは思えないさおだけ屋はなぜ潰れないのか?というような身近な疑問を題材にして会計学の基本的な考え方を紹介している本です。他にも「50人に1人がタダのキャンペーン」は「企業的には2%割引と変わらない」など知っていても損はしないネタがいくつか載っています。
会計学というと難しい気がしますが、本書は会計学の入門書を読むまえに会計学に興味をもってもらうという位置づけで、会計学をまったく知らない素人が読んでも理解できるような平易な文章で書かれています。中には少し専門的な話も出てくるのですが、著者自身が「難しいと感じる部分は読み飛ばして構わない」と書いていたりします。
身近なものの見方が変わる(きっかけを与えてくれる)という意味で、手軽に読める良書ではないかと思います。