最近何かと話題が続いているワイヤレス充電ですが、東芝がQi規格に準拠しつつ10W級の充電を実現するシステムを開発したと発表しました。
現在のQiの規格 バージョン1.1では上限は5W、5V/1Aまでとなっているのですが、東芝が今回開発したシステムでは最大で12V/1Aでの充電が可能ということです。これにより、充電時間が短縮され、ワイヤレスでも高速充電が可能になるとしています。
今回のシステムはQi準拠となっていますが、厳密にはQiの規格からは外れた独自規格になっているようです。
送電側(ワイヤレス充電台)、受電側(端末)ともに東芝の新システムを搭載していれば高速充電が可能ということですね。
東芝では1月末からサンプル品の出荷を始めるということなので、年末あたりにはこれが搭載された製品が出てくるのかもしれません。
ところで、Qiでは5Wまでの低電力規格(Low Power)のほかに、中電力向け(Middle Power)の規格化を進めているという話もあります。こちらはとりあえず15Wまで、将来的には120Wまでの充電が可能になるということです。
(source businesswire)