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天才に生まれるのではなく、天才になる

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頭脳の果て
頭脳の果て
  • 発売元: きこ書房
  • 価格: ¥ 1,890
  • 発売日: 2005/07/22
  • おすすめ度 4.5

頭脳の果てを読み終わりました。およそ4時間。

速聴やフォトリーディングなどの加速学習という分野の先駆けとなった本らしいです。一言でいえば、「いかにして眠っている脳の力を引き出し、活用するか?」という内容です。

アインシュタインをはじめとする天才たちが無意識に(誰に教わることなく)行っていた「イメージする」という行為を系統だてた「イメージ・ストリーミング」という手法を解説するのが主題ですが、およそ450ページの半数以上は、「過去の天才はこうだった」「脳の仕組み上なんちゃら」という感じでうんちくを語るのに割かれており、若干飽きてきます。

肝心のイメージ・ストリーミング自体は、言い換えるなら「直感を視覚的にとらえる」といった感じのものなのですが、超ひも理論やテレパシーなどを持ち出してきて、胡散臭い雰囲気を醸し出してしまっています(別に超ひも理論が胡散臭いと言っているわけではありません。念のため)。おそらくは新しい(そして難しい)理論を持ち出して権威づけをしたいという意図があったのではないかと思いますが、逆効果になっていると感じました。イメージ・ストリーミング、それ自体は割と理にかなった方法のような気がするので、素直にイメージ・ストリーミングのみの説明であったほうが受け入れられやすかったのではないかと思います。そんな意味では、一歩間違えるとトンデモ本だけどなんとか最後の一歩を踏みとどまっている。そんな感じです。

後半ではフォトリーディングの方法などにも触れられていたり、第1章のみですが、速聴用のCDが付属していたりと脳力開発ということに力を入れていることがわかります。

イメージ・ストリーミングは機会があれば試していきたいと思います。ここで概要を書こうかとも思ったのですが、漠然としすぎていてうまくまとめることが出来ませんでした……。フォトリーディングに興味がある人は読んでみると面白いかもしれません。

ガジェットなど好きなことをブログやWEBメディアなどに書いて生きています。ライター仕事は常に募集中

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