- 女子高生ちえの社長日記―これが、カイシャ!?
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- 発売元: プレジデント社
- 価格: ¥ 1,200
- 発売日: 2007/06
女子高生ちえの社長日記―これが、カイシャ!?を読み終わりました。約1時間。
社長である父が他界し、その娘の女子高生が会社の社長になるという、突っ込みどころ満載の本ですが、ジャンルとしては「ケーススタディ ビジネスノベル」ということらしいです。
会社のことなど何も知らない主人公ちえ(高校2年生)が、突然社長になり、何もわからないところから周囲の助けを借りて会社の仕組みを一つずつ理解していく……という内容で、会社経営、ビジネス用語がわかりやすく噛み砕いた表現で説明されています。
減価償却、デッドストック、在庫月数、需要予測、棚卸、JIT、QCD……あたりの用語が出てきます。
わかりやすくするためにだと思いますが、表面的なことをさらっとなめているだけなので物足りないのは間違いありません。が、その分、全体を通して理解しやすくなっています。新入社員やこれから社会に出ていく学生さんには取っ付きやすいかもしれません。
個人的には、ちえ社長と村上専務の確執がその後どうなっていくのが気になって仕方がないので、ぜひ続編を出してほしいところです。