Kickstarterで出資募集していたLimaがやっと届きました。もともと2014年4月出荷予定だったので実に1年以上の遅延です。
Lima: the brain of your devices by The CGC team — Kickstarter
このLimaが何ものかというと、これにUSB HDDを接続すると、個人で使用できるクラウドストレージが出来上がるというものです。
同様のものとしては、すでにPogoPlugがありますが、パーソナルクラウドストレージとしてのPogoplug(PogoPlug Device)がほぼ終了してしまっている感のある中で、魅力的な代替サービスになるのではないかと思います。
さらに言うと、PogoPlugのように通信がPogoPlugのサーバを必ず通るというような、外部サーバを経由するという仕様もないため、完全にクローズドなパーソナルクラウドストレージが出来上がります。
とりあえず同梱物。本体のほか、ACアダプタ、LANケーブル、そして出荷遅延のお詫びだったと思うけど、イヤホンがついています。
このイヤホン、Limaの機能とは全く関係がないけど木製ケースでいい雰囲気です。ケーブルが赤いのがイマイチだけど。
Lima本体にはLANポートとACポート、
反対側にはUSBポート。
Lima自体にはストレージは一切ないので、使用するために外付けのUSB HDDが必要です。
アプリはWindows 7/8.1、Mac OS X、Android、iOSに対応していますが、初期セットアップはWindowsもしくはMacで行う必要があります。
Windows 10に対応していないのが残念だけど、すぐに対応してくれるんじゃないかと思います。ちなみにWindows Phoneへは2015年中に対応予定です。
なお、アプリはまだベータ版という扱いで、WindowsやMacのファイルは指定したもの(明示的にLimaのフォルダに格納したもの)しか共有されませんが、将来は意識せずにすべてのファイルをLima上に共有することも可能になるようです。
これはMac版ですが、Limaを立ち上げるとこんな感じでドライブがマウントされます。あとは普通のFinderから操作が可能です。扱い的には外付けHDDと変わりません。
Dropboxなどのクラウドストレージでは、クラウド側で1TBのサイズを用意するとローカルでも1TB必要になってしまいますが、Limaなら外付けHDDとして扱われるのでロカールの容量が消費されることはありません(ただし、オフライン時にLimaのファイルを使うために必要なファイルをキャッシュした場合には当然ローカルの容量が消費されます)。
Limaに保存したファイルは他のデバイスからも同様に参照が可能になります。AndroidやiOSからもOK。これらのモバイルデバイスでは写真や動画などが自動的にLimaにバックアップされるようにすることも可能です。
まだメインのWindows 10機で使えていないので、どんなメリットが出てくるのかよくわからないですが、これからぼちぼちと使ってみたいと思います。
なお、Limaはこちらでプレオーダを受付中です。