Windows 10 Mobileの目玉機能、Continuumを使うためのMicrosft純正Display Dockを購入してみました。
中身を引き出したところ。なんかスマートフォンみたいなパッケージですね。
同封物。本体のほか、USB-Cケーブル(両端ともUSB-C)とUSB-CなACアダプタ。ACは英国仕様のBFタイプです。
本体。とても文鎮です。230gあります。
背面のポート類。電源はUSB-Cポート。ディスプレイはHDMIかDisplayPortにつなぎます。USBポートが3つありますが、1つはスマートフォンなどの充電用ポートになっているということです。
正面にUSB-Cポートがありますが、ここにLumia 950などContinuum対応機器をつなぎます。
繋げるとこんな感じ。キーボードやマウスはなくても構いませんが、あったほうが便利ですね。背面にあるUSBで優先接続するか、専用のドングルを使うものは背面のUSBポートにドングルを挿して使えるとのこと。ただBluetooth接続の場合には、Display Dockではなく、スマートフォンとペアリングが必要だそうです。
Display DockにつないでLumia 950上のContinuumアプリを立ち上げます。
優先接続かワイヤレス接続を選べるので今回は有線を選択。
するとディスプレイ側ではこんな表示になります。
Lumia 950はこんな感じ。ディスプレイ表示の微調整ができるようです。
こんな表示になり設定は完了。左端の表示はWindowsボタンを押したところです。接続しているLumia 950のホーム画面が再現されています。
このときLumia 950ではトラックパッドとして使える画面が表示されるのですが、これを閉じていつも通りに利用することも可能です。
画面をキャストしているわけではなく、セカンドディスプレイに拡張しているようなイメージですね。
うちのサイトを表示してみました。Continuumで表示できるウィンドウは常に最大化された状態で、複数のウィンドウを表示したりはできません。ただ、マルチタスクには対応しているので、下部に表示されるタスクバーからアプリの切り替えは可能です。
またすべてのアプリがConntinuumに対応しているわけではなく、非対応のアプリを動かそうとするとこんな表示になります。
ブラウザ経由でAmazonビデオを再生してみました。全画面表示可能で、カクカクすることなくスムーズに表示できました。
Youtubeも1080P再生で問題ないですね。
Continuumを使っているときでもスマートフォン側では他のアプリを利用できるので、例えばTVで動画再生しつつスマートフォン側ではTwitterをしたりといったことも可能です。
ただ、Continuumで接続したディスプレイ側で使っているアプリをスマートフォンで立ち上げると、後勝ちになるようでディスプレイからは消えてしまいます。同時に使えないのがちょっと残念。
ところで、カメラアプリがContinuumに対応していたので試してみたら、大画面にカメラのライブ映像が表示されました。このときもスマートフォン側ではホーム画面のままです。これ使うと、なんか面白い事できそうな気がするなぁ。思いつかないけど。
そんな感じでContinuum、普通に使えてしまいますね。ネットサーフィンぐらいにしかPCを使わないという人なら、Windows 10 MobileとDisplay Dockだけで事足りそうな感じです。Excelなども使えるし。
国内のWindows 10 Mobile機ではまだ使える機種はありません、というか公式に対応しているのはLumia 950と950 XLだけですが、今後対応機種が増えてくると面白くなりそうな気配はありますね。