米Amazonが昨年発売したパーソナルアシスタント「Alexa」を搭載したBluetoothスピーカ「Amazon Echo」に続く製品となるAmazon TapとAmazon Echo Dotを発表しました。
まずはオリジナルのAmazon Echo
Amazon EchoはBluetoothスピーカとして使えるほか、WiFi内蔵を内蔵しており単独でAmazon Musicや音楽配信サービス Spotifyの音楽をストリーミングすることも可能です。
米Amazonの音声コマンド対応Bluetoothスピーカ Amazon Echoがやってきた
このほか、ニュースを調べたり、Amazonの電子書籍を読み上げてくれたり、Amazonでの注文も行ってくれたり、hueやNESTなどのスマートホーム機器とも連動したりと非常に多機能となっています。
これらの操作をほぼすべて受け持っているのがAlexaというパーソナルアシスタントです。例えば「Alexa、play prime music」で自分のプレイリストの音楽を再生してくれますし、「Alexa、turn on the TV」でテレビをつけたりといったことが出来ます。
価格は$179.99。当初はプライムメンバーのみの販売でしたが、いまは誰でも購入可能です。
小さくなったAmazon Tap
今回発表されたAmazon TapはAmazon Echoの小型版です。EchoがAC接続だったのに対して、Tapはバッテリを内蔵し持ち運びが可能となっています。バッテリの持続時間は約9時間。
基本機能はAmazon Echoと同等ですが、Echoが常時AlexaがONになっておりいつでも呼びかければよかったのに対して、Tapではマイクボタンを押してから話す必要があります。
価格は$129.99で3月31日発売です。
コンパクトなAmazon Echo Dot
最後に一番小さなAmazon Echo Dotです。Amazon Echoの上部だけを切り離したようなデザインですが、実際のところ機能的にはEchoからスピーカーを切り離したような感じです。小さなスピーカを搭載していますが、これはAlexaの音声フィードバック用で音楽再生などは行えません。代わりに、ライン出力でPCや既存のスピーカシステムと接続することが出来るようになっています。
AlexaもEchoと同じく常時利用可能。Tapのようにボタンを押す必要はありません。名前からしてわかる通り、Echo DotはEchoファミリーという位置づけで、Amazon TapはAlexa-EnabledということでEchoファミリーではないんですよね。Alexaが常時ONかどうかで分かれてるのかな?
すでに発売中ですが、プライムメンバーのみ購入可能となっています。価格は$89.99。
日本での発売は?
以前は対応サービスも少なく日本で出すメリットは薄いと思っていましたが、すでにAudibleも使えるしPrime MusicもあるしSpotifyも日本で始まりそうだし、「使い道がねぇ!」という状況ではなくなりつつあります。そろそろ発売を期待したいところですが、やっぱりAlexaの日本語対応は難しいのでしょうかね。