GoogleがChromeブラウザで表示しているサイトのURLを保存し、あとWEB上でまとめて管理することができるChrome拡張機能「Save to Google」を公開しています。
「後で読む」サービス? オンラインブックマーク?
「Save to Google」は見ているサイトへのショートカットを保存できるというChrome拡張機能です。保存する際にはタグを付けることもできます。
保存したサイトを読めるわけではない
保存したものは、専用のサイト「My Saves」に登録されますが、内容的には、各サイトのOpen Graphの内容(FacebookやTwitterでURLをシェアしたときに表示される内容)をそのまま記録しているだけで、サイトの内容を読めるわけではありません。
この種のサービスでは、「Pocket」が真っ先に思い浮かびますが、Pocketの場合は保存したサイトの内容をPocket上で読むことができます。
その点、Save to Googleはショートカットを取得するだけなので、オンラインブックマーク的な位置づけでしょうか。
「Facebookに保存」との違い
つい先日、Facebookが「Facebookに保存」というSave to Googleに似た機能を外部サイトで利用可能にしています。
この機能は各サイトに設置された「Facebookに保存」ボタンを押すと、Facebook上の「保存済み」フォルダにショートカットが登録されるというもの。サイトURLだけでなく、Facebookのタイムラインに流れてきた投稿を保存することもできます。
こちらはFacebookへの滞在時間(依存度)を延ばすのも目的だと思いますが、保存した投稿にコメントが付いた場合などに知らせてくれるなどそれなりに便利な機能になっています。
対して今回の「Save to Google」はいまのところ、「タグ付けできるオンラインブックマーク」でしかなく、正直言って微妙な感じです。
今後の機能拡充次第な感じ
いまのとこと、わざわざこのサービスを利用するメリットが見出せませんが、動作が軽快なのでPocketの代替えに使うというのはアリかもしれません。また、それこそオンラインブックマークとしては十分に使えそうです。
でもそれだけだと寂しいので、何かプラスアルファが欲しいですね。AMP用の表示があるならそれも保存できるとか、保存したURLの先にあるテキストを検索できるとか。
とりあえずは、今後の展開に期待したいところです。
「Googleドライブに保存」との混同注意
Chromeストアを「Save to Google」で検索すると、「Googleドライブに保存(Save to Google Drive)」がヒットしますが別物なので注意してください(怪しい機能ではなく、Google製の拡張機能です)。こちらは、表示しているサイトのスクリーンショットをGoogleドライブに保存するという機能です。画像データにはなってしまいますが、オフラインで見ることもできます。
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(source Chrome拡張)