MMD研究所がキャリア契約の回線利用者、格安SIMの利用者それぞれに対して、データ通信の契約容量、実際の月々のデータ通信利用量についてアンケート調査を実施し、その結果を公開しています。
対象者はスマートフォンを利用している10代以上の男女1,097人(4キャリア利用者551人 格安SIM利用者546人)ということで調査データとしては少ない気がしますが、それなりに傾向が見えて面白いです。
キャリアでは旧プランのままの人が多い?
まず契約しているデータ容量ですが、キャリアでは5GB、7GBが多くなっています。「わからない」が20.1%あるのも特徴ですね。格安SIMでは3GBがとびぬけて多くなっています。
キャリア契約の7GBというのは、おそらく旧プランでの契約だと思いますが、結構な割合でいるのがちょっと驚きです。5GBはおそらく新プランでの契約ですね。docomoとsoftbankでは5GBの前が2GBなので、2GBだと少ないけど8GBはいらいなぁというあたりで5GBを選択している人が多いのではないかと思います。
格安SIMでは3GBという区切りのプランが多いのでこれを利用している人が多い感じでしょうか。
実際の利用は3GB以下が多数
次に実際の利用量ですが、これはキャリア、格安SIMとも3GB以下が過半数を占めています。
今回のアンケート結果ではキャリア契約、格安SIM契約かかわらず、データ通信の節約を意識している人が半数以上を占めているのでそれが反映しているのでしょう。キャリア契約では5GB、7GBが多いのに実際に使っているのは3GB以下というのはもったいないですね。
格安SIMに乗り換えれば月4,000円の節約に
キャリア契約の場合、au以外は2GBの次が5GBになり月額5,000円程度ですが、格安SIMだとボリュームゾーンの3GBが月額1,000円以下で契約可能です。それだけで月4,000円の節約。年間48,000円、2年なら96,000円なのでSIMフリーのiPhoneが買えちゃいます。
実際はメインの音声回線のアドレスを変えたくないから乗り換えられないなどのしがらみがあるのでしょうけど、そのためだけに月々4000円を余計に支払うというのももったいないと思います。そのアドレスにそれだけの価値を見出しているのなら別ですが。
気になるならデータ通信のみでお試しを
格安SIMは「docomoと同じ速度で~」っと宣伝していることもありますが、回線速度だけなら絶対にdocomo本家のほうが速いです。
思い切って、メイン端末(回線)は音声だけなどに割り切ってしまい、データ通用の端末を用意して2台持ちにするのも手ですね。それで格安SIMを試してみて問題なければMNPで乗り換えるというのが安全かもしれません。
データ通信なら契約解除料もかからないので気軽に試せるのではないかと思います。初期費用はかかっちゃいますけどね。
FREETELは5月16日までに申し込めば、1GB分の通信料が最大1年間無料になるキャンペーンを実施しています。
BIGLOBEも5月末までの申し込みで最大3か月間データ通信が無料になるキャンペーンを実施中です。
こういったキャンペーンを利用してみるのも安くするコツですね。
(source MMD研究所)