最近話題が少なかったGoogleのモジュール組み立て式スマートフォン「Project Ara」の新しいプロトタイプが披露されました。
ディスプレイやCPU、RAM、バッテリなどの基本モジュールは固定式に変更
もともとはディスプレイやCPU、RAM、バッテリなどもモジュールで交換できるようになる予定でしたが、Wiredによると、「多くの人はCPUなどを交換できることを気にしていなかった」そうで、これらの基本部分はフレームに組み込まれ固定となりました。公開されたプロトタイプは5.3インチディスプレイみたいです。
モジュールスロットは6個
交換できるモジュールスロットは背面に6箇所あり、長方形と正方形の2つのサイズがあるようです。
モジュールはホットスワップ、つまり本体の電源を切ったり再起動することなく交換が可能で、画面上から外したいモジュールをタップすることで外せるほか、「OK Google、カメラを外して」と音声で指示すること外すこともできるとのこと。
現在開発されているモジュールは、E-Inkディスプレイ、カメラ、スピーカー、フラッシュライト、フィットネストラッカ―、プロジェクター、ショートカットボタン、キックスタンドなどがあります。
市販は2017年の予定
もともとの話からだいぶトーンダウンしてきた気もしますが、その分現実的になってきた感じですね。プロセッサやRAMが交換できないので、2年くらいで本体の買い替えは必要になりそうですが、モジュールが継続して活かせるのであれば出費は少なくなるのかな?そのうち「モジュール沼」ということが生まれるのかもしれないけど。
ARAの開発者キットは今年後半にリリースされ、市販は2017年になるとのことです。